NEC:中小型液晶パネルで中国企業と合弁、子会社株70%売却

NECは25日、全額出資の中小型 液晶パネル子会社、NEC液晶テクノロジー(川崎市)の株式の70%を 中国液晶大手の天馬微電子(広東省深セン)を傘下に持つ中国航空技術 国際グループ(河北省北京市)に売却し、合弁会社にすることで合意し たと発表した。株式の譲渡額は公表していない。

NECは不採算事業の見直しを進めており、今回もその一環。1月 にはパソコン事業で中国のレノボ・グループ(聯想集団)と合弁会社を 立ち上げることで合意。世界的に競争が激化している液晶パネル事業で も単独では投資負担が大きいと判断。中国企業と製品開発や部材調達、 品ぞろえの拡充などで協力し、コスト競争力の向上を狙う。

NECは7月をめどに合弁に切り替え、NEC液晶に30%を引き続 き出資する。NEC液晶の生産拠点である秋田工場(秋田市)での生産 は継続し、社員約600人の雇用も維持。大井進社長も続投する。

NEC液晶はNECの液晶事業を分社化して2003年に設立。医療 や産業用機器などに使われる液晶画面を製造している。天馬微電子は中 国最大の中小型液晶パネルメーカーで、携帯電話向けなどが主力。NE Cとの連携によって品ぞろえを強化し、シェア拡大を目指す。

NECはまた今回の提携を機に、電子機器・部品や消費財など幅広 く手掛ける中航国際グループとの関係をさらに強化し、その他の分野で の提携の可能性も検討していくとしている。

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