味の素:13年度営業益870億円計画、海外収益力高める-中期計画

味の素は来期(2012年3月期)か ら始まる3カ年の中期計画で、営業利益を870億円に膨らませる計画を 示した。国内需要が伸び悩む中で海外の収益力を高めることを目指す。

25日発表した14年3月期の営業利益目標は、今期(2011年3月 期)予想比で26%増に当たる。事業別では海外食品事業やバイオ・ファ イン事業で高い成長を見込む。海外売上高比率は35%、株主資本利益率 (ROE)は8%まで高める。設備投資は1800億円に抑え、フリーキ ャッシュフローを現在の約4倍にあたる400億円創出する考えだ。

会見した伊藤雅俊社長は、海外事業と重点領域への研究開発投資で 年平均10%の利益成長を実現することで「グローバルな食品メーカーへ の飛躍を目指す」と話した。企業の買収・合併(M&A)について「具 体的な数値は掲げない」としながらも、数千億円規模の案件に対応でき るよう準備する考えを示した。

味の素の今期予想は売上高で1兆2070億円、営業利益で690億円。 2008年に発表された中期目標(売上高1兆3500億円、営業利益800億 円)は下回る見通しだ。伊藤社長は「原材料価格の高騰に対応できず、 新しい中期計画での課題としていく」と述べた。

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