次期ECB総裁有力候補のドラギ氏、イタリアの負のイメージが障害か

イタリア中央銀行のドラギ総裁は、 欧州中央銀行(ECB)総裁就任に向けた取り組みで、同国の高イン フレ国としてのイメージや、ベルルスコーニ首相の未成年者買春罪で の起訴で傷ついた評判を克服しなければならない。

ブックメーカー(賭け屋)のパディ・パワーによると、トリシェ ECB総裁の後任選びでは、ドラギ氏(63)が現在の最有力候補。ド イツ連銀のウェーバー総裁は11日の予想外の辞意表明により、レース から脱落した。金融安定化理事会(FSB)の議長を兼任し、世界の 金融規制改革に向けた取り組みを主導しているドラギ氏は、最も上級 の候補だが、就任の可否は域内主要国の支持にかかっている。

欧州の首脳らは、域内の高債務国への金融支援拡大で有権者の理 解を得ようとしている。救済措置への拠出額はドイツが最も大きいこ とから、ECB総裁レースの行方は、メルケル独首相の支持を得られ るかどうかに左右されそうだ。

欧州委員会の元当局者で現在はINGグループのシニアエコノミ ストのカルステン・ブルゼスキ氏(ブリュッセル在勤)は「ドイツの 大衆向けメディアは、財政規律のなさや高インフレ、ベルルスコーニ 首相の不祥事など、イタリアのさまざまなマイナスイメージでドラギ 氏を描いている」と指摘した。

ドラギ氏は26日にイタリア北部ベローナで開かれる会合で経 済・財政政策に関する自身の考えを説明する可能性がある。イタリア 中銀の報道官は、ドラギ総裁とのインタビューの要請を拒否した。

-- Editors: Andrew Davis, Craig Stirling

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Lorenzo Totaro in Rome at +39-06-4520-6326 or ltotaro@bloomberg.net; Gabi Thesing in London at +44-207-6732153 or gthesing@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Craig Stirling at +44-20-7673-2841 or cstirling1@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE