NSSOL株は3日続落、来期の新日鉄向け減少警戒-野村格下げ

新日鉄ソリューションズ株が一時、 前日比4.7%安の1764円と3日続落。今期(2011年3月期)業績は製 造業向けの回復などで堅調だが、新日本製鉄向け案件の減少で来期(12 年3月期)は鈍化するとの見方が一部アナリストから示され、売りが 優勢となった。

野村証券の丸山祐子アナリストは24日付のリポートで、来期にか けて「新日本製鉄向け既存案件の反動減などで売り上げ成長率は鈍化 の見通し。さらなる業績拡大に向けては力強い案件受注の増加が待た れよう」などと指摘。投資判断を従来の「1(買い)」から「2(中立)」 に引き下げた。

リポートによると、新日鉄向けの既存案件や製造業主要顧客向け の反動減が懸念されている。住友金属工業との統合により、中期的に システムについて統合作業が発生する可能性はあるものの、「現時点で は12年3月期ごろまで大きな統合関連案件はない」と、丸山氏は見る。

野村証では、既存案件終了の影響を考慮し、NSSOLの12年3 月期の連結売上高は今期推定比3%増の1655億円にとどまると予想。 一方、受注高回復の遅れや不採算案件の増加が目立つセクター内で、 当社は不採算案件の増加もなく、11年3月期は増収増益を達成する見 通し。11年3月期売上高は前期比5.8%増の1610億円と、会社側計画 の1600億円をやや上回るとの見方だ。

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