バッテリー需要は4億個拡大へ、新興国で2けたの伸び-GSユアサ

中国やインドなどでの好調な自動車 販売を背景に世界のバッテリー需要は2012年に4億個に到達する--。 バッテリー生産で世界3位のジーエス・ユアサ コーポレーションはバ ッテリー市場についてこのような見通しを立てている。

広報室の中野宏治部長によると、同社は自動車バッテリーの世界需 要が09年の3億6000万個から12年には4億個へと11%拡大すると予測。 3年程度で必要になる交換需要に加え、中国では4000万個から5400万個 へと35%、インドでは1100万個から1600万個へと45%伸び、全体需要を けん引する。2010年の需要は3億8000万個だったと見ている。

バッテリー需要は鉛の消費動向に影響を与える。鉛の用途のほぼ大 半がバッテリー向けのためだ。中野氏によると普通車に積むバッテリー 重量約16キログラムのうち約10キログラムを鉛が占める。

ロンドン金属取引所(LME)の24日の鉛先物価格は1トン当たり 2500ドルと、1年前と比べて16%高い水準。

環境対応車として注目を浴びている停止と起動を繰り返すアイドリ ング・ストップ車では、バッテリーの負荷力を高めるために鉛の使用量 を増やす必要がある。日本鉱業協会の仙田貞雄会長(三井金属社長)は 「車種によってはおよそ50%増し」と述べ、製錬業界として鉛消費の増 加に期待を示す。

GSユアサは、09年の自動車バッテリーの生産量が2600万個で世界 シェアは7%と見ている。12年には3200万個への生産拡大を計画してお り、シェア8%を見込む。シェアの上位2社は米ジョンソンコントロー ルズとエキサイド・テクノロジー。

この日のGSユアサの株価終値は前日比3円(0.5%)高の581円で 1年前と比べると5.8%の下落。

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