米国株(25日):上昇、消費者信頼感改善を好感-ボーイング高い

米株式市場は上昇。2月の米 消費者の信頼感が予想以上に上昇し、3年ぶりの高水準を記録した のが背景。

航空機メーカーのボーイングは上昇。欧州の航空宇宙・防衛 関連企業EADSとの受注合戦に勝利し、米軍から空中給油機のプ ログラムを受注(350億ドル)した。半導体のインテルも高い。ア ナリストによる買い推奨が手掛かりだった。インターネットベース の顧客管理ソフト販売最大手セールスフォース・ドット・コムは、 売上高予想がアナリストの見通しを上回ったのが好感された。

S&P500種株価指数は前日比1.1%高の1319.88。週間ベ ースでは1.7%安と、昨年11月以来で最大の下げだった。ダウ工 業株30種平均は61.95ドル(0.5%)上げて12130.45ドル。

クリスティアナ・バンク・アンド・トラストの運用担当者、 トーマス・ニューハイム氏は、「米国は持続的な回復期にある」と 述べ、消費者信頼感が予想を上回った。企業の業績も良好だ。経済 成長が後退するとは考えていない。株式相場は上昇傾向にある」と 続けた。

S&P500種株価指数は前日まで3日間にわたり、中東情勢の緊 迫化を嫌気して下落していた。ただ同指数は年初からは5%値上がり している。

S&P500種に採用されている企業の中で、1月10日以降に 四半期決算を発表した456社のうち、1株当たり利益がアナリスト 予想を上回った企業は71%に上る。

米消費者信頼感

2月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数(確定値) は77.5と前月(74.2)から上昇。速報値の75.1から上方修正さ れた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央 値は75.5だった。この指標発表後、株式相場は上げを拡大した。

また、昨年第4四半期(10-12月)の米経済成長率は年率

2.8%と、速報値から下方修正された。州や地方自治体の支出削減 が影響した。

米商務省が発表した第4四半期の実質国内総生産(GDP、季 節調整済み、年率)改定値は前期比2.8%増と、速報値の3.2%増 から下方修正された。第3四半期は2.6%増だった。

ボーイング

ボーイングは2.2%高。同社は1948年以降、米空軍向け空中 給油機の単独納入業者。今回の受注合戦は米議会と空軍が2001年 後半に空中給油機の刷新プログラムを最初に提案して以降、ボーイ ングにとって3回目の挑戦だった。同プログラムで新たに179機が 建造される。

インテルは2.7%上昇。ロングバウ・リサーチのアナリスト、 ジョアン・フェーニー氏が、インテルの株式投資判断を「買い」で 始めた。同氏は法人需要や新製品が寄与し、インテルの売上高と利 益は来年にかけて拡大するだろうと述べた。

セールスフォース・ドット・コムは3.4%上昇。セール スフォース・ドット・コムの2―4月(第1四半期)の売上高予想 は4億8000-4億8200万ドル。一部項目を除く利益予想は1株当 たり26-27セントとなった。ブルームバーグがまとめたアナリス トの予想平均では、売上高が4億7150万ドル。1株当たりの利益 予想は32セント。

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