米AIGの10-12月期:3四半期ぶりの黒字-資産売却益が寄与

米保険会社アメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)の2010年10-12月(第4四半期) 決算は、3四半期ぶりに損益が黒字となった。資産売却益が寄与した。

AIGが24日に米当局に提出した届出書によると、純損益は112 億ドル(約9200億円、1株当たり16.60ドル)の黒字と、前年同期 の88億7000万ドル(同65.51ドル)の赤字から改善した。

ロバート・ベンモシュ最高経営責任者(CEO)は昨年、海外生 命保険部門アメリカン・ライフ・インシュアランス(アリコ)の米生 保メットライフへの売却やアジア生保部門AIAグループの新規株式 公開(IPO)で約370億ドルを調達した。また、政府傘下からの脱 却に備える中で、準備金拡充やリスクマネジャーの採用に加え、訴訟 や当局の調査に関し決着を図っている。米財務省はAIG株の92%を 保有しており、持ち株を売却する計画だ。

ジェフリーズ・グループのアナリスト、ジョナサン・ハッチャー 氏は「一部の資産売却が予想を上回る利益をもたらした」と指摘。こ れら利益が資本を押し上げており、AIGは「必要な追加準備金につ いて安心感が若干高まる」はずだとの見方を示した。

資産から負債を差し引いた株主資本は853億ドルと、9月末の 808億ドルから増加。AIAやアリコを含めた資産売却で176億ドル の利益を計上した。

同社の株価は時間外取引で一時、1.4%高の41ドル。年初来では 約16%下落している。

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