英中銀センタンス委員:政策金利を今から徐々に引き上げる必要

イングランド銀行(英中央銀行) 金融政策委員会(MPC)のセンタンス委員は、積極的過ぎる金融引 き締めを将来余儀なくされることを避けるため、記録的な低水準にあ る政策金利を今から「徐々に」引き上げる必要があるとの認識を示し た。

同委員は24日、ロンドンで「引き締めに向けた10の正当な理 由」と題する講演で、政策金利を「できれば徐々にゆっくりと引き上 げるべきだ」と述べ、「利上げを先送りし過ぎることに伴うリスクは、 こうした段階的なアプローチが将来、選択肢でなくなる可能性がある ことだ」と説明した。

センタンス委員は今月のMPCで0.5ポイントの利上げを主張し た。同幅の政策金利引き上げが実現していれば、英中銀が1997年に 金融政策決定で独立を獲得した以降では、1回の利上げ幅としては最 大となっていた。このMPCでは政策金利を過去最低の0.5%に据え 置くことを決めたが、インフレ懸念を理由に別の2人の委員も0.25 ポイントの利上げを主張した。

同委員が利上げを主張した理由には、英インフレ率が中銀の目標 である2%を上回る水準にとどまっていることや、世界的な物価上昇 圧力、国内の需要回復、企業がコスト増を消費者に転嫁している兆し などが含まれる。

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