欧州債:ギリシャ、アイルランド債が下落-リビア情勢に伴う原油高で

欧州債市場では、ギリシャとア イルランドを中心にユーロ圏の高債務国の国債相場が下落。リビア情 勢の緊迫化で原油相場が2年半ぶり高値となり、高リスクとされるこ れら国債に対する需要が後退した。

一方、リビアの政情不安を背景にドイツ10年債利回りは約1カ 月ぶり低水準に達した。欧州株は5日続落。イタリア政府はこの日、 インフレ連動債を15億ユーロ発行。25日には95億ユーロ規模の 中長期債の入札を実施する。この日発表された2月のユーロ圏景況感 指数は3年半ぶりの高水準となった。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の金利ストラテジス ト、ノルベルト・アウル氏(ロンドン在勤)は、「中東と北アフリカ の緊迫化が安全資産を左右しているのは明らかだ」と述べ、「イタリ アの25日の入札を含めた大量発行は、ドイツ国債への支援材料とな っているが、周辺国債にとっては重しだ」と続けた。

ロンドン時間午後4時24分現在、ギリシャ10年債利回りは11 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の11.86%。一時 は1月11日以来の高水準となる11.89%まで上げた。アイルラン ド10年債利回りは前日比17bp上昇の9.32%。ポルトガル10年 債利回りは4bp上げ7.50%、イタリア10年債利回りは4.84% と、前日から1bp上昇した。

ドイツ10年債利回りは1bp低下の3.13%。一時は3.11% まで下げ、先月25日以来の低水準を付けた。ドイツ2年債利回りは 2bp低下し1.53%。

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