セントルイス連銀総裁:6000億ドルの国債購入、漸減の必要も

米セントルイス連銀のブラード 総裁は6000億ドルの米国債購入計画が米経済見通しの改善に一役 買ったと述べ、6月末に終了するこの計画の規模を縮小すべきかどう かが政策議題になる可能性があると指摘した。

同総裁はケンタッキー州ボウリンググリーンで講演。事前原稿に よると、「プログラムを完遂すべきか、あるいは資産購入規模を幾分 か低くするよう漸次減少させるのかを議論するのが自然な流れだ」と 発言。「量的緩和はこれまで、政策金利がほとんどゼロという環境の 下で、手段として効果を発揮してきた。プログラムを発表して以来、 経済見通しは改善された」と述べた。

総裁は昨年7月以降、日本のようなデフレのリスクが米国で高ま ることを警告し、こうした脅威を軽減するため米国債を購入するよう 求めてきた。総裁はこの日の講演後に記者団に対し、昨年11月の国 債購入プログラム発表以降はデフレリスクが低下し、インフレ期待が 高まったと語った。

記者団から自身が検討している選択肢について問われると、「購 入規模を1000億ドル減らすとの提案はできるかもしれない」と発 言。「小さな変更だが、見通しが改善したと当局が考えているという 事実を反映し、そのシグナルを送ることになる」と続けた。

総裁は、国債購入ペースを緩めた上で第3四半期(7-9月)末 まで買い入れることにすれば、市場混乱の回避に向け「一層の支え」 になるとの見方を示した。

また、「米金融当局は米国のインフレ抑制の責務を負っているが、 恐らく世界的なインフレが米国の物価を押し上げるか、もしくはほか の問題を引き起こすことになるだろう」と指摘した。

同時に現在のインフレは「かなり低い」とし、公式のインフレ目 標設定を支持するとの見解をあらためて示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE