香港株(終了):ハンセン指数、5カ月ぶり安値-輸送関連株が下落

香港株式相場は下落。ハンセン 指数は5カ月ぶりの安値水準で引けた。原油相場の上昇が嫌気され、 航空・海運銘柄が売られた。

香港最大の航空会社、キャセイ航空(293 HK)は1.4%下落。リ ビアの政情不安を受け原油相場が約2年半ぶりの高値に達する中、燃 料コストが上昇するとの観測が強まった。時価総額でアジア最大の海 運会社、中国遠洋運輸集団(コスコ・ホールディングス、1919HK)は 2%安。コンテナターミナル運営の中遠太平洋(コスコ・パシフィッ ク、1199 HK)も3.5%下げた。

原油高に伴う生産コストの上昇が懸念されて消費関連株も安い。 米ナイキの靴を受託製造する裕元工業(551 HK)や衣料小売りのエス プリ・ホールディングス(330 HK)が売られた。

ハンセン指数は前日比305.86ポイント(1.3%)安の22601.04 と、昨年9月30日以来の安値で終了。指数を構成する45銘柄のうち、 上昇は5銘柄のみだった。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比

1.6%安の12059.75。

レッドフォード・アセット・マネジメントのエグゼクティブディ レクター、ケニー・タン氏は「グローバル市場のリスク選好が中東情 勢の緊迫化で崩れつつあり、資金は原油のような安全な逃避先に向か っている」と指摘。「香港市場の勢いは極めて弱く」、原油高の影響 で消費関連企業の利益率が圧迫されると投資家は懸念していると語っ た。

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