日新鋼の鈴木社長:日本のステンレス業界、今のままではだめ(1)

ステンレスメーカーの日新製鋼の次 期会長となる鈴木英男社長は24日、本社で開いた会見で、日本のステン レス業界について、現状のままでは「日本の業界はだめになる」と述べ 再編の必要性を指摘した。

国内ステンレス業界の再編をめぐっては、昨年12月の報道などで、 日新鋼に対する新日本製鉄の出資比率を現状の約2倍の20%に引き上げ るほか、日新鋼が新日鉄子会社の日鉄住金ステンレス(NSSC)に新 たに20%出資する計画に対して公正取引委員会が難色を示したと伝えら れた。

新日鉄と住友金属工業が経営統合に向けて検討を開始したことにつ いて、鈴木氏は「一緒になっても世界のシェアの3%しかない。一緒に なって世界の資源の効率化を進めるべき」と語った。

鈴木氏は、仮に新日鉄と住金が計画通りに統合した後も、新日鉄グ ループなどとの提携関係は続けたいとの意向を示した。日新鋼が新会社 の傘下に入ることには否定的な見方を示した。

日新鋼は同日、三喜俊典常務執行役員が社長に昇格し、鈴木社長が 会長に就任する役員異動を発表した。就任予定日は4月1日。

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