全日空:アジア中心に国際線が成長の柱、12年度の純利益530億円

全日本空輸は2011-12年度のグル ープ経営戦略で、アジア地域を中心とした国際線事業を成長の柱に据 えるほか、生産性向上などで収益拡大と経営基盤の強化を図る。12年 度には営業収入1兆5700億円、営業利益1300億円、純利益530億円 を目標にしている。

また、11年度は営業収入1兆5000億円、営業利益1100億円、純 利益450億円を計画している。さらに、中期的には営業利益1500億円 以上、営業利益率で10%以上を狙う。

競争激化の中、全日空は首都圏空港発着枠を活用したネットワー ク戦略を推進する。同じ国際航空連合スターアライアンス加盟の米ユ ナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス傘下のユナイテッド 航空とコンチネンタル航空との4月からの共同事業開始でネットワー ク構築や、米ボーイングの次世代中型旅客機787の羽田空港発着の国 際長距離路線も含めた戦略的投入などを行う。

全日空の篠辺修常務は同日、納入延期が続いていた787について、 8月ごろ導入の予定で、「確実性は高まっている」との考えを示した。 11年度内に14機、12年度は10機を受け取る予定で、「2年間で24 機と、55機発注分のうち半分近くが入る」と指摘。導入する国際線は 「欧州、北米も視野」に入れているという。

篠辺常務はまた、4月からの共同事業開始に関して「やや遅れて いたネットワークの拡大と強化を図る」と強調した。さらに中国、イ ンド、アジア諸国の取り込みが「生き残りのポイント」と指摘し、「ア ジアが成長のドライバーになる」と語った。リーマンショック後は投 資先行だったが、「今後は回収に力を入れ財務体質の強化を図る」とも 述べた。

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