米差し押さえ住宅、平均28%の割引価格で売却-リアルティトラック

米国で差し押さえ手続き中の住宅 は昨年、平均28%の割引価格で売却されていたことが、米リアルテ ィトラックの調査で分かった。同社は、差し押さえ物件は今後も供給 が増え、引き続き住宅価格を押し下げる要因になりかねないとみてい る。

リアルティトラックの24日の発表によると、2010年にデフォル ト(債務不履行)の通告や競売、所有権移転を合わせた差し押さえ手 続き中に売却された住宅は83万1574軒となった。そうした物件が 住宅販売全体に占める割合は昨年、約26%となり、09年の29%か ら低下した。

リアルティトラックのジェームズ・サッカチオ最高経営責任者 (CEO)は発表資料で、「膨れ上がった差し押さえ物件と住宅需要 の弱さ」が市場を圧迫していると指摘。全米20都市を対象とした米 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価 格指数によると、米住宅価格は昨年10-12月(第4四半期)に前年 同期比4.1%低下した。

同CEOは「長期的には差し押さえ住宅の売却加速がそうした物 件の過剰供給を解消し、市場が均衡を取り戻すのを後押しすると予想 されるものの、短期的には差し押さえ物件が高い割合を占めることで 住宅価格が引き続き圧迫されるだろう」との見方を示した。

同社は1月13日、差し押さえ通知を受ける抵当住宅物件の数が 今年は約20%増加してピークに達する可能性があると予想。失業率 の高止まりに加え、銀行が差し押さえ手続きのペースを再び加速させ るためだと説明していた。

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