米銀2010年の純利益は3年ぶり高水準、貸倒引当金が減少-FDIC

米銀の昨年の純利益は、10-12 月(第4四半期)が計217億ドル(約1兆7800億円)となり、通期 では2007年以来の高水準に達した。

米連邦預金保険公社(FDIC)が23日公表した銀行業界リポ ート「クオータリー・バンキング・プロファイル」で明らかにしたも ので、貸倒引当金やのれん代(営業権)償却の減少により、昨年の通 期利益は875億ドルに上った。バンク・オブ・アメリカ(BOA) が発表したクレジットカード部門ののれん代減損費用の修正を反映し、 09年通期の損失は106億ドルに変更された。

FDICのベアー総裁は、リポートとともに公表した声明で 「2010年を総括すると、4四半期連続で損益が黒字となる転換の年 だった」と指摘。「業界全体としての純利益の増加トレンドだけでな く、保険に加盟する個々の金融機関もその大多数について同様の傾向 が見られることに、勇気づけられている」と説明した。

FDICによると、昨年10-12月期の業績を支えたのは大手銀 行の利益。08年の信用危機から回復する中、資産の質の改善と貸倒 引当金の減少が寄与した。貸倒引当金は316億ドルと前年同期の 629億ドルに比べほぼ半減。7大銀行が減少分の5割強を占めた。

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