菅政権:松木農水政務官が辞任、枝野氏は「遺憾」と批判

民主党内で小沢一郎元代表を支持し てきた議員による菅直人政権への反乱がやまない。16人の衆院議員が会 派離脱届を提出したことに続き、松木謙公農水政務官が辞任した。

ニュージーランドの地震で多数の日本人が安否不明になっている中 での出来事だけに、枝野幸男官房長官は24日午前の会見で松木氏の行動 を「大変遺憾だ」と批判した。

共同通信によると、松木氏は23日夜に記者会見し、政務官辞任の意 向を明らかにした上で、その理由について、連携協定(TPP)や消費 税をめぐる問題のほか、小沢氏に対する党員資格停止処分に「納得でき ない」ことを挙げていた。

松木氏は24日、鹿野道彦農相に辞表を提出。首相は同日夜、官邸で 記者団に対し、松木氏の辞表の取り扱いについて「鹿野さんから受け取 って受理した。大変残念だ」と語った。

その上で、首相はTPPを含めた各国との経済連携や、消費税増税 が最大の焦点になっている社会保障・税一体改革について「経済連携や 農業改革、社会保障改革はどの政権であっても取り組まなければいけな い課題だ。やらなければいけない課題であるということは間違いないと 思っている」とその必要性を訴えた。

予算案

首相に近い江田五月法相は同日朝、官邸で記者団に対し、2011年度 予算案の衆院通過前の松木氏の行動について「なぜ今そうなのかはちょ っとよく分からない」と語った。今後、混乱が拡大する可能性について は「松木さん自身が行き詰まって思い余ってああいう単独行動を取った のではないか。それほど足並みの乱れがどんどん広がるという状況とは 全く違う」と否定して見せた。

これに先立つ23日昼、昨年9月の代表選で小沢氏を支持した原口一博 前総務相を中心とする新たな議員グループ「日本維新連合」が国会内で 準備会合を行った。

会合には原口氏のほか、小沢氏の処分に反対して22日の常任幹事会 を途中退席した川内博史衆院議員、鳩山由紀夫前首相の側近である松野 頼久元官房副長官らが出席。原口氏によると、会合には議員本人57人、 代理の秘書が28人の合計85人が参加したという。

ただ、原口氏は会見で、新グループの性格を「親小沢」系と位置付 けされることについて「まったく関係ない。分断にどうやって立ち向か うかを議論した」と否定した。

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