シミック株は続落、急騰でPER妥当圏と大和証格下げ-業績は良好

新薬の臨床試験請け負いなどを行 うシミック株が続落。四半期決算や株式分割を材料に株価は短期間に 大幅上昇、投資指標などですでに妥当水準に達したとし、大和証券キ ャピタル・マーケッツでは投資判断を引き下げた。上値余地が後退し たとみる売りに押され、一時前日比5.4%安の2万8000円まで下げた。

大和証券キャピタル・マーケッツの岩朝亮忠アナリストは23日付 のリポートで、第1四半期決算発表や株式分割が材料となり、大幅に 上昇した現状の株価はPER評価で妥当水準にあり、「当面の上値は乏 しくなった」と指摘。投資判断を従来の「2(アウトパフォーム」か ら「3(中立)」へ引き下げた。

同証の業績予想をベースにした今期(2011年9月期)PERは

14.1倍で、岩朝氏が妥当評価レンジとみる13-15倍の範ちゅうにあ るという。シミックが2月7日に公表した10年10-12月(第1四半 期)連結決算では、純利益が前年同期比84%増の7億2100万円。通 期計画の18億円に対する進ちょく率は40%だった。

また同17日には、3月末株主を対象に1株を20株に分割すると 発表。足元の好業績や今後の流動性向上が評価され、2月月初から前 日までの株価上昇率は28%と、同期間の東証1部サービス株指数の

4.5%を大きくアウトパフォームしていた。

一方で岩朝氏は、業績面での評価は変わらないとし、今期利益は 会社側計画を上回り、さらに「来期以降も年率10%程度の営業増益を 継続できる」と予想。来期業績を視野に入れれば株価の上昇余地はあ り、収益見通しの達成角度が高まれば、投資判断の引き上げを検討す るという。

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