ニュージーランド:地震の被害7300億円か-3月利下げの確率高まる

スワップトレーダーやエコノミス トらは、ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)が3月に政 策金利を引き下げる可能性が高いとみている。ANZナショナル銀行 の試算で120億NZドル(約7300億円)に達する恐れのある今週の地 震被害の影響を和らげるためだ。

クレディ・スイス・グループが金利スワップを基に算出した指数 によると、市場参加者は24日時点でNZ中銀が3月10日の政策決定 会合で政策金利を0.25ポイント引き下げる確率を88%とみている。 また、ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査では、 8人中4人が少なくとも0.25ポイントの利下げを予想した。中銀の報 道官は緊急会合の可能性についてコメントを控えた。

NZ第2の都市、クライストチャーチを襲った同国で80年ぶりの 大きな人的被害を出した地震は、国内総生産(GDP)成長率を少な くとも0.5ポイント押し下げ、信用格付けの引き下げにつながる可能 性があると、ANZナショナル銀は指摘した。

ASB銀行のエコノミスト、ジェーン・ターナー氏(オークラン ド在勤)は「基本的な成長ペースが既にいら立つほど遅い時期に国家 的な危機に見舞われた今、利下げは助けになるだろう」として、「中銀 が3月10日の会合、あるいはそれ以前に0.5ポイントの利下げをする と考えている」と語った。

NZ中銀は昨年7月以来、政策金利を3%に据え置いている。 ボラード総裁は先月27日の会合後、基調的なインフレは中銀の目標に 沿っているとし、利上げは回復の勢い次第と発言していた。

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