ECBの利上げ懸念は行き過ぎ、危機終息には程遠い-モルガンS

欧州中央銀行(ECB)がイ ンフレ抑制に向けて利上げを実施するとの懸念は行き過ぎだと、 モルガン・スタンレーはみている。欧州のソブリン債危機が終息 には程遠いことを理由に挙げた。

モルガン・スタンレーの欧州担当チーフエコノミスト、エル ガ・バルトシュ氏(ロンドン在勤)は23日付のリポートで、EC B政策委員会メンバーの発言は3月3日の定例政策委員会での政 策変更の可能性を示唆しているとしながらも、ECBは今年、「合 理的な消極性」を維持すると予想。現在1%の主要政策金利の変 更は来年までないとみている。

バルトシュ氏はリポートで、「報道されている強い調子の発言 は主にインフレ期待を安定させ、二次的影響を防ぐことを狙った ものだ」と指摘。「インフレ期待が十分抑制されている限り、EC Bが今後数カ月間に商品価格上昇に対応して利上げする理由はほ とんどない」との見方を示した。

ECBは2009年5月以来、政策金利を過去最低水準の1%で 維持している。

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