米VIX、2日間で昨年5月以来の大幅上昇-S&P500種の下落で

米国株オプションの指標、シカゴ・ オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は23 日も上昇し、この2日間の上げ率は9カ月ぶりの大きさとなった。原 油高やヒューレット・パッカード(HP)の予想を下回る利益見通し を嫌気した株式相場の下落を受けた。

「恐怖指数」として知られるVIXは、ニューヨーク時間午後4 時15分(日本時間24日午前6時15分)現在、前日比6.4%上昇の22.13 と、昨年11月30日以来の高水準。週初から2営業日の上昇率は35% と、週間ベースで昨年5月以来の大きさ。日中には同41%に達し、2 日間としては、株式時価総額が約20分間で8620億ドル減少し、その 後に持ち直す動きとなった昨年5月6日からの2日間以来の規模の上 げとなった。

VIXはS&P500種株価指数の下落に備えた保険としてオプシ ョンを使用する際のコストを反映する。S&P500種の23日終値は前 日比0.6%安の1307.40だった。

昨年7月2日から今月18日までにS&P500種が31%上昇し、下 落に備えた保険の需要が低下したのを受け、米国株オプションの価格 は下落。株式相場の変動幅が縮小したこともオプション価格を押し下 げた。VIXは昨年12月に15.45と、BNPパリバがサブプライム(信 用力の低い個人向け)住宅ローン債権を保有していた傘下ファンドの 解約を凍結した1カ月前である07年7月以来の低水準を付けていた。

CBOEの立会所で勤務するスタットランド・エクイティーズの VIXオプショントレーダーでマネジングパートナーのルーク・ラー バリ氏は「VIXは市場の不確実性や恐怖の指標だ。現在は不確実性 が強いため、保険を買おうとする動きが正当化されているのだろう」 と語った。

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