【個別銘柄】素材、海運、CSK、東武、東洋紡、アンリツ、あおぞら

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

素材関連株:ブリヂストン(5108)が前日比3.6%安の1653円、 東レ(3402)が3%安の584円、昭和電工(4004)が1.7%安の177円 など。23日のニューヨーク原油先物が大幅続伸し、一時は2年4カ月 ぶりに1バレル=100ドルを付けたことで、原油高によるコスト負担増 を警戒する売りに押された。

海運株:日本郵船(9101)が2.5%安の359円、川崎汽船(9107) が2.5%安の347円など。JPモルガン証券の細谷仁詩アナリストは24 日の投資家向けメモで、「足元のバンカー(海運燃料価格)高騰が 2010年度業績に与える影響は軽微だろうが、現在の状況が続いた場合、 11年度のJPモルガン業績予想の下方修正要因」と指摘した。同証で は10年度の前提バンカーを1トン=495ドル、11年度を550ドルと設 定している。ブルームバーグ・データによると、足元は631.5ドル。

鉱業株:国際石油開発帝石(1605)が1.8%高の57万6000円、石 油資源開発(1662)が1.7%高の3975円。東証鉱業指数は1.5%高で、 33業種別指数で唯一の上昇。原油高による収益への好影響を見込んだ 買いが優勢となった。

CSK(9737):15%高の393円。住友商事(8053)と子会社の住 商情報システム(9719)が株式の公開買い付け(TOB)を通じ、CS Kの発行済み株式の過半を取得、子会社化すると24日付の日本経済新 聞朝刊が報道。TOB価格への思惑などから買いが膨らんだ。住商情報 株は1.8%高の1384円。

東武鉄道(9001):12%安の400円。公募増資を3月に実施し、概 算で最大932億円を調達すると、23日に発表。発行済み株式数は最大 で現在より25%増えるため、1株価値の希薄化や株式需給の悪化が懸 念された。調達資金は東京スカイツリーを核とした大規模複合開発プロ ジェクト、既存の短期借入金の返済に充てる。

東洋紡(3101):8.8%安の134円。米国を除く欧州を中心とした 海外市場で公募増資を実施する。調達額は概算で最大187億円、発行済 み株式数は19%増える見込み。株式価値の希薄化などが嫌気された。

アンリツ(6754):5.6%安の731円と急落。NEC(6701)が退 職給付信託に拠出分のアンリツ株1920万株(議決権ベースで15.1%) を、3月上旬に大和証券キャピタル・マーケッツなどに買い取り引き受 けさせる、と23日に発表。売却により、NECの議決権比率は22%か ら6.9%に低下し、アンリツはNECの持ち分法適用関連会社でなくな る。目先の需給悪化と今後の連携の薄れが懸念された。

あおぞら銀行(8304):1.7%高の183円。今期(11年3月期)の 連結純利益は前期比約4倍の300億円程度になる見通しだと、日経新聞 (電子版)が24日報じた。従来予想は210億円。不良債権処理の損失 が前期に比べて大幅に減少するほか、預金などの調達コストの低下で貸 出金利ざやが拡大するという。

小野測器(6858):1.9%高の270円。発行済み株式総数の4.13% に当たる125万株の自社株を3月17日に消却すると、この日午後2時 に発表した。1株当たり価値の向上などを期待した買いが集まった。

マツダ(7261):1.4%安の210円。米最高裁は23日、マツダのミ ニバン「MPV」乗車中に死亡した女性の遺族が同社を提訴することは 可能との判断を下した。

旭硝子(5201):2.8%安の1071円。シティグループ証券は23日 付のリポートで、液晶パネル用ガラス基板について、中期的に進展する 見通しの薄板化への対応に不透明感があると指摘した。

あすか製薬(4514):1.2%高の673円。同社が日本国内の独占販 売権を取得している緊急避妊剤「ノルレボ錠0.75mg」について、製造 販売承認を申請していたそーせいグループ(4565)が23日付で承認を 取得したと、発表した。

アイカ工業(4206):1.5%高の1052円。住宅や商業施設向けに主 力製品の販売が回復しているなどとし、野村証券では目標株価を1300 円から1400円に引き上げた。投資判断は「1(買い)」を継続。アイ カ工は、メラミン化粧板で国内首位。

シミック(2309):5.4%安の2万8000円。直近の株価急伸により 当面の上値余地は乏しくなったとし、大和証券キャピタル・マーケッツ は23日、投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」 に引き下げた。

モーニングスター(4765):3.7%高の3万3500円。今期(11年 3月期)の期末配当予想を750円にする、と23日に発表。従来は未定 だった。前期実績(600円)からは25%増となる。

スパークス・グループ(8739):6.7%安の1万1190円。未定とし ていた今期(11年3月期)の期末配当を見送ると、23日に発表した。 年間配当は前期に続きゼロ。

森精機製作所(6141):1.7%安の984円。株価の割安感は乏しい として、みずほ証券は23日付で投資判断を「中立」から「アンダーパ フォーム」に引き下げた。

浅沼組(1852):32%高の74円。11年3月期末に1株当たり2円 の配当を実施すると24日朝に発表。4期ぶりの復配となるため、業況 と財務事情の好転を見込む買いが膨らんだ。

文化シヤッター(5930):4.6%高の230円。発行済み株式総数の

4.37%に当たる300万株、金額で7億5000万円を上限に自社株取得を 行うと23日に発表。取得期間は24日から3月23日まで。きょう午前 10時30分に示した自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)での取得結 果は、上限の約8割に当たる239万3000株だった。

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