NY原油(23日):一時100ドル、リビア緊迫で供給障害を警戒

ニューヨーク原油先物相場は大 幅続伸し、一時は2年ぶりに1バレル=100ドルを付けた。アフリカ 第3の原油輸出国であるリビアは武力で反政府勢力を弾圧。原油供給 に障害が生じる可能性と中東産油国への波及が懸念された。

リビアの首都トリポリではこの日も大規模な銃撃戦が展開された。 軍の部隊が複数離反し、カダフィ大佐の元側近は広がる反政府の動きで 数日中に政権が打倒される可能性があると警告した。

リビア情勢の緊迫化で、原油相場は一時4.8%高を付けたが、サウ ジアラビアなど複数の産油国が必要とあれば増産も辞さない意向を示 すと、上値を削られた。

PFGベストの調査部門バイスプレジデント、フィル・フリン氏 (シカゴ在勤)は、「リビアでの生産縮小は中東の情勢不安が現実に 供給に打撃を与えていることであり、100ドルの水準を超えたのはこ のためだ」と述べた。「動乱がさらに広がり、サウジアラビアなどを 脅かすという懸念がある」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比2.68ドル(2.81%)高の1バレル=98.10ドルで終了した。一 時は2008年10月2日以降で初めて100ドルを付けた。過去1年間で は24%の値上がり。

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