欧州債:ドイツ2年債が下落、1年ぶり高利回り付近-利上げ観測台頭

欧州債市場ではドイツ2年債相 場が下落。同利回りは約1年ぶりの高水準まで8ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)未満となった。ユーロ圏の利上げ観測が 強まったほか、ドイツが2年債を発行したことが背景にある。

ドイツ10年債利回りは約1カ月の低水準まで1bpの水準にと どまった。リビア情勢で安全資産に対する需要が高まった。前日のド イツ2年債相場は急落。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、 ルクセンブルク中銀のメルシュ総裁が、インフレ抑制のために利上げ の準備ができている可能性を示唆したことが背景にある。この日は、 アイルランドとポルトガルの国債相場も下げた。

ヘッセン・テューリンゲン州立銀行(ヘラバ)のフロアリサー チ責任者、ラルフ・ウムラウフ氏(フランクフルト在勤)は、「EC Bが早期利上げを実施するとの観測が短期債の主な材料だ」と発言。 もはや主要な材料ではないものの、「リビア情勢をめぐる不透明感」 がドイツ国債を押し上げる可能性があるとの見方も示した。

ロンドン時間午後5時3分現在、ドイツ2年債利回りは前日比3 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.45%。同国 債(表面利率1%、2012年12月償還)価格は0.045ポイント下 げ99.20。

一方、ドイツ10年債利回りは3.14%で、前日とほぼ同水準。 2年債とのスプレッド(利回り格差)は159bpに縮小し、昨年11 月以来の最小となった。

ドイツがこの日実施した56億ユーロの2013年3月償還債(表 面利率1.5%)で、応札倍率は1.8倍。先月19日の前回入札では

2.1倍、2010年に実施した12回の入札の平均は1.7倍だった。 落札平均利回りは1.53%。

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