NEC:アンリツ株一部売却、持ち分法適用外に-相乗効果薄く

パソコン国内最大手のNECは23 日、計測器メーカーのアンリツ株1920万株(議決権ベースで15.1%) を3月上旬に売却すると発表した。両社の事業での相乗効果が見込めな いため。

NECは退職金を積み立てるために同社が保有していた退職給付 信託名義のアンリツ株を売却する。売却価格は未定で、売却に伴う業績 への影響は価格決定後に公表する。今回の売却により、NECのアンリ ツに対する議決権比率は22%から6.9%に低下し、アンリツはNECの 持ち分法適用関連会社から外れる。

アンリツIR担当の尾坪利信氏によると、NECは1963年からア ンリツ株を保有していたが、NECとの取引はアンリツの売上高の5% 以下にとどまるなど以前から関係が薄かった。NEC広報担当の山内耕 輔氏は、これまでもシナジーが得られず、今後もなかなか期待しにくい ことから「今期中に売却しようと考えていた」という。

NECは大和証券キャピタル・マーケッツなどに売却する。アンリ ツはその後、NECの売却分全てを個人など一般投資家に売り出し、株 主層の拡大を図るとしている。

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