香港の11年成長率は4-5%の公算、10-12月6.2%増-曽財政官

香港の曽俊華財政官は23日の予算 演説で、域内の今年の経済成長率が4-5%になるとの見通しを示す 一方、不動産バブルのリスク抑制で追加策が必要だと述べた。

財政官によると、香港の2010年の域内総生産(GDP)は前年比

6.8%増となった。伸びは予想を上回り、前年のマイナス成長から回復 した。財政官はまた、今年のインフレ率が4.5%になるとの見通しを 明らかにした。

10年10-12月(第4四半期)のGDPは前年同期比6.2%の増加。 ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト13人を対象に行った調査の 予想中央値(5.5%増)を上回った。

曽財政官はこの日、十分な土地の供給を確保すると表明。1月の 住宅市場の回復を受けて、不動産バブルを懸念していると語った。

HSBCホールディングスのエコノミスト、ドナ・クォック氏(香 港在勤)は香港当局が数字を発表する前の段階で、「インフレが頭をも たげており、今後1年間は物価上昇圧力が当局の調整手腕を試すこと になる」と指摘した。

香港の統計局が22日発表した今年1月の消費者物価指数(CP I)上昇率は前年同月比3.6%となり、2年5カ月ぶりのペースに加 速した。曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官も先月、香港の住宅価 格が09年初め以降、60%強急騰している状況を受けて、インフレを「警 戒している」と発言していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE