パナソニック:ヘルスケア事業で12年度に2000億円、海外進出も

パナソニックは23 日、ヘルスケア 事業の売上高について2012年度に2000億円を目指すと発表した。09年 度実績は約1400億円だったため、4割強の成長を見込んでいる。11年 以降、北米、欧州、アジアなど海外へも順次、進出する。

同社は12年度までのグループの中期経営計画で、ヘルスケア事業 を重点6分野の一つと位置付けている。現在の主力製品の補聴器や超音 波診断装置に加え、今年から病院内で使うロボットシステムを事業化、 米国で各種の超音波診断装置を発売するなど、成長分野に対応する。

ロボットシステムは、薬品の充てん・搬送や病院内の巡回を24時 間体制で可能にする戦略商品で、価格は3000万-6000万円。ロボット システムだけで15年度に300億円の事業に育てる。診療所の電子カル テシステムで国内最大のシェアを持つ三洋電機との連携も進める。

ヘルスケア子会社「パナソニックヘルスケア」の中矢一也常務と本 田郁雄常務は23日、医療費の増加傾向は世界的な問題として、「診断装 置や在宅医療の支援システム、病院内の業務効率化に貢献するロボット システムなどを提供」し、医療現場の負担軽減に貢献したいと話した。 海外進出に際しては「販売パートナーの獲得やアライアンス(提携)な ども考えたい」としている。

同事業分野は、独シーメンス、米GEが世界的な2大メーカー。日 本勢は、東芝が15年度に売上高1兆円の中期目標を昨年発表し、日立 製作所の医療子会社日立メディコが12年度に1350億円を目指すと発表 している。

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