NY原油時間外:約2年ぶり高値から一段高-中東の供給中断を懸念

ニューヨーク原油先物相場は23 日の時間外取引で、約2年ぶりの高値から一段高となっている。リビ ア情勢が悪化し原油輸出が中断するとの観測が広がったほか、他の中 東産油国への波及懸念が強まった。リビアはアフリカ第3位の原油供 給国。

原油先物4月限は一時、0.7%上昇し、5営業日続伸。リビアの最 高指導者カダフィ大佐は「最後の血の一滴」まで反政府勢力と戦うと 述べた。ロンドン市場の北海ブレント原油は2008年9月以来の高値か らさらに上昇。サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は22日、供 給不足が拡大すれば石油輸出国機構(OPEC)は増産する用意があ ると表明した。

ナショナル・オーストラリア銀行の鉱物・エネルギー担当エコノ ミスト、ベン・ウェストモア氏(メルボルン在勤)は「政情不安がサ ウジやイランまで広がるリスクが引き続きある。OPECは必要なら ば増産するだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は一時、 66セント高の1バレル=96.08ドルを付けた。シドニー時間午後1時 31分(日本時間午前11時31分)現在、95.86ドルで推移している。 前日の通常取引は5.71ドル高の95.42ドルで引けた。08年10月以来 の高値。原油先物は1年前と比べると21%上昇している。22日に納会 を迎えた3月限は7.37ドル(8.6%)高の93.57ドルで終えた。

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