DIC株急反発、非インキ事業中心の収益拡大を期待-GS格上げ

インキ世界首位のDIC株が、変 わらずを挟み3営業日ぶりに急反発。印刷インキに頼らない事業構造 への転換が進んで今後の収益拡大を期待できるとし、一部アナリスト が投資スタンスを強気に引き上げた。業績と株価の先高期待が膨らみ、 前日比6.8%高の220円まで上げ幅を広げた。

ゴールドマン・サックス証券の横尾尚昭アナリストはDICにつ いて、先進国の需要が成熟している印刷インキが主力事業のため、市 場の注目度は低いが、「収益の中身が大きく変化している」(23日付リ ポート)と指摘。非インキ事業は過去最高益を記録、すでに全社利益 の過半を稼いでいる点に触れ、「来期は復活した液晶、デジタル機器向 け顔料などの比較的新しい製品が増益をけん引。印刷インキに頼らな い事業構造への転換が一層進む」との見方を示した。

収益構造の変化に市場が気付けば、「コンセンサスの切り上がりに 加え、バリュエーションの水準訂正も期待できる」と横尾氏は言う。 同証では、DICの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目 標株価も210円から260円に上げた。1株当たり純利益(EPS)予 想を再来期(2013年3月期)にかけて上方修正、12年3月期のEPS を今期予想比18%増の24円と見込む。目標株価は同EPSでPER 11倍に当たる。

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