サウジ石油相:原油の「供給不足はない」、バレル70-80ドルは適正

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱 物資源相は、世界の原油市場には十分な供給量があり、1バレル=70 -80ドルの価格は産油国と消費国双方にとって「適正」との見解を示 した。

同相は22日、リヤドで開催された国際エネルギーフォーラム(I EF)の会合で、「現在、需給は均衡している」として、「不足は全く ない」と語った。

同相は、サウジには日量400万バレルの余剰生産能力があり、世 界の生産国は日量最大600万バレルの増産が可能だと説明。「在庫は 世界的に非常に心地よい水準だ」と語った。

リビア情勢の一段の緊迫化を受けた中東からの供給懸念で原油先 物相場が約2年ぶり高値に高騰する中、IEF加盟国は市場データの 透明性確保に向けた憲章に署名する会合を開いた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の時間外取引で、原油先 物4月限は一時、8.77ドル高の1バレル=98.48ドルに急騰。ニュ ーヨーク時間22日午前11時11分(日本時間23日午前1時11分) 現在は94.30ドルで取引されている。ロンドンの先物取引所、ICE フューチャーズ・ヨーロッパの電子取引で、北海ブレント原油4月限 は一時108.57ドルに上昇。前日は2008年9月22日以来の高値と なる105.74ドルを付けていた。

ヌアイミ石油相は「現在の大幅な値動きは供給不足にはつながら ない」と指摘。「不安が生んだ状況であり、短期的なもので長期的な影 響はない」と語った。その上で、「万が一、世界のどこかで支障が発生 し供給が減少した場合には、サウジアラビアと石油輸出国機構(OP EC)が不足分を満たす用意がある」と述べた。

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