【個別銘柄】輸出関連、鉱業、日産化、ライトオ、日揮、さくらイン

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比1.7%安の3740円、 ファナック(6954)が1.7%安の1万2410円など。リビア情勢悪化に 伴う海外原油先物価格の高騰で、世界景気の不透明感が強まった。為 替市場で円が対ドルで82円60銭前後、対ユーロで113円10銭前後と 円高方向に振れたこともあり、投資家のリスク回避の動きが継続した。

鉱業株:国際石油開発帝石(1605)が4.1%安の56万6000円、 石油資源開発(1662)は2.6%安の3910円などとなり、東証1部33 業種の鉱業指数は3.8%安で下落率1位。中東情勢の悪化で権益を有 する石油精製施設に実際の被害が出れば、株価にネガティブインパク トが及ぶと懸念された。また、鉱業指数の年初来上昇率は19%と短期 的なパフォーマンスが良く、「ヘッジファンドから、いったん利益を確 定させるための売りが出ている」(岡三証券・森本敏喜商品運用部長) との指摘もあった。

日産化学工業(4021):3.6%安の939円。ゴールドマン・サック ス証券は22日、電子材料の今期売上高は競争激化に伴い前年並みにと どまる見込みとなり、新製品が寄与するまで高収益・高成長は期待し にくくなったと指摘、投資判断を「買い」から「中立」に下げた。野 村証券とみずほ証券も「中立」に格下げ。

クボタ(6326):3.9%安の848円。クレディ・スイス証券は22 日、業績との関連性が薄い世界的な穀物価格高騰をテーマに買われた 結果、株価バリュエーション面で割高感が出てきたとし、投資判断を 「中立」から「アンダーパフォーム」に下げた。目標株価は730円で 継続。

ライトオン(7445):80円(17%)高の538円でストップ高(制 限値幅いっぱいの上げ)。アウターやニットなど冬物商品の販売が伸び、 2月度(1月21日-2月20日)の既存店売上高が前年同月比3.4% 増と、2年3カ月ぶりに前年同月を上回ったことが好感された。

日揮(1963):2%高の1844円と6日ぶりに反発。中東・アフリ カでの受注残が多く、同地域の混乱がプラントの受注や建設に悪影響 を及ぼすと懸念され、株価は22日までの5日間で11%下落。きょう は調整一巡との見方から買いが入った。野村証券の岡嵜茂樹アナリス トは、1日高値からの騰落率がTOPIXを17%アンダーパフォーム している点に言及、「過去3度の中東ショックと同程度までは調整して いる」との見方を示していた。

DIC(4631):2.4%高の211円。ゴールドマン・サックス証券 は22日、印刷インキに頼らない収益構造への転換が進んでいるとし、 投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。目標株価も210円か ら260円に改定。

日本ゼオン(4205):1.9%高の817円。野村証券は22日、主力の 合成ゴムの需給がひっ迫しているとし、日ゼオンの中期業績予想を上 方修正したほか、目標株価を従来の850円から1100円に引き上げた。 投資判断は「1(買い)」で継続。

オイレス工業(6282):5%高の1643円。野村証券は22日、同社 の軸受機器オイレスベアリングが小型車の省燃費に寄与する部品とし て評価が高いと指摘、投資判断「1(買い)」と目標株価2000円を継 続した。

さくらインターネット(3778):4000円(23%)高の21万700円 でストップ高。なお692株の買い注文を残した。親会社の双日(2768) が同社の連結子会社化を目指し、きょうから株式公開買い付け(TO B)を開始した。買い付け価格は1株23万円で、22日終値より35% 高く、さや寄せが見込まれた。双日は2.7%安の182円。

太陽ホールディングス(4626):4.4%高の2733円。東証1部上場 10周年を迎え、11年3月期末に1株当たり25円の記念配当を行う。 これにより、年間配当予想は前期比25円増の115円となる。

ツガミ(6101):3.6%高の603円。総額20億円強を投じてアジア の生産拠点を再編する、と23日付の日本経済新聞朝刊が報道。中国浙 江省の工場に建屋を2棟新設、今秋までに小型自動旋盤の生産能力を 月産1000 台と7割近く引き上げるほか、インドでは2月中にもチェ ンナイに現地生産法人を設立、月間15台程度を生産するという。

FDK(6955):4.1%高の151円。厚みが0.5ミリメートル以下 と業界最薄水準の使い切り型リチウム電池を開発した、と23日付の日 経新聞朝刊が報道。寿命を5年と競合製品の1.5倍以上に高め、セキ ュリティー用の薄型カードなどに売り込むという。

ネツレン(5976):6.9%高の791円。12年3月期の海外売上高比 率が今期見込みに比べ2ポイント上昇の14%と過去最高になりそう と23日付の日経新聞朝刊が報道。海外事業の拡大を見込む買いが終日 優勢で、一時807円と52週高値を更新した。

G-7ホールディングス(7508):4.3%安の514円。全国のオー トバックスなどで利用できる買い物優待券を贈る株主優待制度を廃止 する、と前日午後に発表し、売り圧力が続いた。

フォーバル・リアルストレート(9423):500円(18%)高の3230 円でストップ高。午後2時に、第三者割当による新株式発行で、手取 概算額で9226万円を調達すると発表。当面の資金手当てに対する安心 感が広がった。

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