原油高騰:短期的なら世界経済は耐え得る-IMFのリプスキー氏

国際通貨基金(IMF)のリプス キー筆頭副専務理事は、中東や北アフリカでの政情不安をきっかけとし た原油相場の高騰が短期的なものであることが証明されている限り、世 界経済は相場高騰に耐え得るとの見解を示した。ドイツ銀行と米銀バン ク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチも同様の見方を示してい る。

リビアでの暴動の激化によりこの地域からの供給に支障が生じると の見方を背景に、ニューヨーク市場の原油先物4月限は22日、1バレ ル当たり100ドルまで2ドル圏内に、ロンドン市場の北海ブレント原油 は108.57ドルと、2008年9月以来の高値に迫った。エジプトで反政 府抗議行動が始まる前日の1月24日以降、ニューヨークの原油相場は 約6%上昇している。

リプスキー筆頭副専務理事は22日、ブルームバーグテレビジョン の番組「インサイド・トラック」で「世界の経済見通しが大幅に変更さ れる可能性は低い」と指摘した。IMFが発表した今年の世界経済成長 率見通し4.4%について、原油価格の平均は約95ドルを想定している と述べた。

ドイツ銀によると、原油相場が10ドル上昇すれば米国の経済成長 率は2年間で0.5ポイント縮小するものの、今年は3.8%の成長が見 込まれている。

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