米社債保証コスト、1月以来の高水準-リビア情勢の悪化が響く

22日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場で、米企業の社債保証コストは1月 以来の高水準となった。米消費者信頼感指数は上昇したものの、 リビア情勢悪化が響いた。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの 指標であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、 ニューヨーク時間午後5時8分(日本時間23日午前7時8分)現 在、3.4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して83.1 bpと、1月31日以来の高水準となった。

リビアの最高指導者カダフィ大佐が、自分の「血の最後の一 滴」が落ちるまで反体制勢力と戦うと表明したことを受け、原油 価格は急伸し、S&P500種株価指数は大幅安となった。米民間調 査機関コンファレンス・ボードが発表した2月の消費者信頼感指 数は70.4と前月の64.8から上昇し、2008年2月以来の高水準と なったが、中東の政治的混乱による悪影響の方が強かった。

ブルックフィールド・インベストメント・マネジメントのマ ネジングディレクター、ジョエル・レビントン氏は「不透明感が 株価に反映され、いずれは債券スプレッドにも影響が及ぶだろう」 と指摘した。

世界2位の航空会社である米デルタ航空のほか、アメリカン 航空の親会社AMRなどの社債保証コストが上昇。CMAによれ ば、デルタのCDSスプレッドは38bp上昇の628bp。AMR は36bp上げて827bp。世界最大手の米ユナイテッド・コンチ ネンタル・ホールディングスは27bp上昇して617bp。

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