欧州株:3日続落、リビア情勢の悪化を警戒-エールフランスが安い

欧州株式相場は3営業日続落。米 消費者信頼感が上昇したものの、リビアによる反体制派への武力弾圧 で、中東や北アフリカの政情不安が高まったことに打ち消された。

仏蘭系航空会社エールフランス・KLMグループは3%安。原油 相場が約2年ぶりの高値に上昇したことが売り材料となった。英出版 会社インフォルマは減益が嫌気され、2.9%下落した。

一方、デンマークのユスケ銀行は7.5%高。利益がアナリスト予 想を上回ったことが買いにつながった。この日のイタリアの株式取引 は技術的問題のため6時間半遅れで始まった。

ストックス欧州600指数は前日比0.6%安の285.38で終了。3 営業日の下げは、昨年11月以来で最大となった。年初来では3.5% 高となっている。

パイオニア・インベストメンツのドイツ部門の株式ポートフォリ オマネジメント責任者、マルクス・シュタインバイス氏は、中東と北 アフリカの情勢が「相場下落の引き金となった」と述べ、政情不安が サウジアラビアに波及する可能性も市場は織り込みつつあると続けた。

原油相場は急騰し、2008年9月以来の高値を付けた。リビアでは 反政府運動に対するカダフィ政権の武力鎮圧で、数百人規模の犠牲者 が出た。これに対する抗議で、兵士が亡命を求めて逃亡したほか、外 交官が相次ぎ辞任した。

22日の西欧市場では、ポルトガルを除く17カ国すべてで主要株 価指数が下落。ギリシャのアテネ総合指数は2.9%下げた。

イタリアのFTSE・MIB指数は1.1%安。同国株では、銀行 最大手のウニクレディトが1.8%、建設最大手のインプレジロが

2.1%それぞれ下げた。

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