中国当局:銀行に自己資本比率の再計算求める、3月末まで-関係者

中国当局は銀行に対し、地方政府 向け融資に対するリスクウエートの引き上げを踏まえ、3月末までに 自己資本比率を再計算するよう通達した。事情に詳しい関係者2人が 明らかにした。

通達は未公表だとして匿名を条件に関係者が語ったところによれ ば、キャッシュフローの裏付けがない地方政府系金融会社向け融資の リスクウエートを最大300%と義務付けた場合、中国の銀行大手5行 の自己資本比率は銀行監督当局が設定する最低基準近くまで下がる可 能性がある。

関係者によると、こうした動きに伴い自己資本比率が基準を下回 る銀行に対して増資か融資削減を求める圧力が強まる公算がある。当 局が集計したデータに詳しい関係者は昨年7月、中国工商銀行など金 融機関の地方政府系金融会社向け融資残高は昨年6月30日時点で少 なくとも7兆7000億元(約97兆円)あり、このうち23%はキャッシ ュフローの裏付けがないと指摘していた。

BOCOMインターナショナルの李珊珊アナリスト(北京在勤) は「銀行の自己資本に対する実際の影響が大きいと分かれば、中国銀 行業監督管理委員会(銀監会)が計画通り実行できるとは思わない」 と指摘。「銀行による新たな増資は市場参加者が今、最も望んでいない ことだ」と語った。

中国の銀行は昨年、株式と転換社債の発行で約720億ドル(約5 兆9700億円)を調達した。

--Luo Jun. Editors: Philip Lagerkranser, Chitra Somayaji

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 関根裕之 Hiroyuki Sekine +81-3-3201-7850 hsekine@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Luo Jun in Shanghai at +8621-6104-3036 or jluo6@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Philip Lagerkranser at +852-2977-6626 or lagerkranser@bloomberg.net

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