中国株(終了):1カ月ぶり大幅安-中東緊迫化でインフレ懸念強まる

中国株式相場は1カ月ぶりの大 幅安。中東情勢の緊迫化と原油高騰がインフレ懸念をあおり、中国当 局は引き締め措置の強化を迫られるとの懸念が強まった。

CSI300指数の10業種別指数では、銀行・不動産銘柄で構成 される指数の下落率が最大となった。国内最大の上場銀行、中国工商 銀行(601398 CH)や不動産開発最大手の万科企業(000002 CH) が下げを主導。同国最大の航空会社、中国南方航空(600029 CH) は5%を超す値下がり。リビアなど中東の政情不安を受け、原油相場 が約2年ぶりの高値を付けたことが響いた。

アジア最大の製油精製会社、中国石油化工(SINOPEC、 600028 CH)や中国の保険最大手、中国人寿保険(601628 CH)も 安い。

280億ドル(約2兆3300億円)相当を運用する博時基金管理の ファンドマネジャー、チャン・シガン氏は「市場参加者が追加引き締 め措置を予想する中で、株価指数は短期的な下げ圧力に直面している」 と指摘。「不動産に対する引き締めは一段と厳しくなり、関連産業の 成長を抑制する」との見通しを示した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は前日比76.73ポイント(2.6%)安の2855.52で終 了。先月20日以降で最大の下落率となった。上海、深セン両証取の A株に連動するCSI300指数は同2.9%安の3163.58。

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