中国北部の干ばつ、世界的な需給逼迫招く恐れ-WTIのフェラーリ氏

世界最大の小麦生産国である中国 は、北部地域の干ばつにより今年の穀物供給量が大幅に減少する恐れ があると、米ウェザー・トレンズ・インターナショナル(WTI)は みている。同国の輸入増加や世界的な需給逼迫(ひっぱく)を招きか ねないという。

WTIの技術・調査担当バイスプレジデント、マイケル・フェラ ーリ氏によると、中国の小麦生産地域としては少なくとも過去50年間 で最悪となった干ばつの影響で、小麦生産量の全国平均は1-1.5%減 少する可能性がある。通常の降雨が見られる気象状態に戻るまでには 少なくとも1カ月、干ばつが終わるまでには3カ月を要する見込みと いう。22日のインタビューで明らかにした。

小麦価格は今月、シカゴ市場で2008年以来の高値を記録。中国で は最高値に達した。中国の干ばつが世界的な需給逼迫につながるとの 懸念が背景。世界銀行は、高騰する世界の食料価格は「危険な水準」 に上昇しており、昨年6月以降さらに4400万人が「極度」の貧困に陥 ったとの見方を示した。

農業気象ビジネスに15年間携わっているフェラーリ氏(41)は、 「小麦とトウモロコシの両方の在庫が少ないことが、問題を悪化させ ている」と指摘。「中国はあらゆる物を買い続けることになろう。他国 にはそうした購買力がないかもしれない」と語った。米ペンシルベニ ア州ベスレヘムからインタビューに答えた。

-- Editors: Jake Lloyd-Smith, Jarrett Banks

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net    Editor:Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Luzi Ann Javier in Singapore at +65-6212-1304 or ljavier@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: James Poole at +65-6212-1551 or jpoole4@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE