アジア株:MSCI指数は約8カ月ぶり大幅安、政情不安で景気に懸念

22日のアジア株式相場は下落。中 東・北アフリカの政情不安の影響で世界の景気回復が頓挫する恐れがあ るとの懸念が強まり、指標のMSCIアジア太平洋指数は約8カ月ぶり の大幅安となった。

中東で売り上げの38%を得ている韓国の現代建設はソウル市場で

9.2%安。収益の中東依存度が高い総合エンジニアリング大手の千代田 化工建設も下落。ロンドン市場の北海ブレント原油が約2年ぶりの高値 を付けたことで、航空大手の業績見通しに懸念が広がり、中国国際航空 やシンガポール航空も値下がりした。

HSBCプライベートバンクの投資戦略責任者、アルジュナ・マヘ ンドラン氏(シンガポール在勤)はブルームバーグテレビジョンで、 「世界にとっての大きなリスクは原油価格だ」と指摘。「向こう3カ月 の間に原油価格が1バレル=120ドルを付ければ、米消費者には事実上 の増税となる。昨年からの回復局面の停滞もあり得る」との見方を示し た。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時46分現在、前日比 2%安の136.94。このままいけば、昨年6月7日以来で最大の下落率 となる。指数構成銘柄のうち値上がりと値下がりの割合は約1対9。

日経平均株価の終値は前日比192円83銭(1.8%)安の1万664 円70銭。

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