国際帝石など石油関連株が上昇、リビア情勢悪化で原油の先高観強まる

国際石油開発帝石やJXホールデ ィングスなど石油関連株が逆行高。アフリカ大陸で最大の原油埋蔵量を 誇るリビアで反政府デモが拡大し、供給不安から国際原油市況が上昇。 日本の石油関連企業にとって在庫評価益の拡大につながるとみられた。

関連銘柄の株価動向は、国際帝石が前日比2.4%高の61万1000円 まで買われたほか、JXが一時2.2%高の598円、石油資源開発が同

6.1%高の4250円、出光興産が同3.4%高の1万140円を付けた。午前 9時55分現在、TOPIXを構成する1666銘柄のうち約8割の1327 銘柄が下げるなか、石油関連株の上げが目立つ。

リビアに加え、バーレーン、イラン、イエメンなどでも暴動が拡大 し、中東情勢緊迫化に伴う原油供給不安から21日のロンドン市場の北 海ブレント原油先物は一時1バレル=108ドル台に上昇、約2年半ぶり の高値を付けた。21日の米国金融市場はプレジデンツ・デーの祝日で 休場だが、ニューヨーク原油先物4月限は時間外取引で1バレル=98 ドル台と、2008年10月以来、約2年4カ月ぶりの高値を付けた。

BNPパリバのクレジットストラテジスト、ラジーブ・シャー氏 (ロンドン在勤)は「地政学上の緊張が市場心理を動かしている。原油 急騰を背景としたインフレが主な懸念だ」と述べていた。

リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男で後継候補と言われるセイ フ・アルイスラム・カダフィ氏は20日、国営テレビを通じて演説し、 反体制勢力が政府との対話に応じない場合は、「数十万人が死亡する」 内戦のリスクがあると警告した。

政情悪化を受け英BPはリビアでの探査作業を停止。格付け会社フ ィッチ・レーティングスはリビアの長期外貨建てと自国通貨建て発行体 デフォルト格付け(IDR)を引き下げた。

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