東洋電株反発、産業機械で豊田織と業務・資本提携-シナジー期待

東洋電機製造株が一時、前日比3.3% 高の498円と反発。同社は21日、豊田自動織機と産業機械分野のモー ター・インバーター事業で業務・資本提携すると発表。6月をめどに 共同出資で合弁会社を設立するほか、互いに株式を持ち合う。シナジ ー(相乗)効果による収益拡大を見込む買いが優勢となった。

産業機械向けのモーター・インバーター、電気駆動システムの開 発・製造・販売を行う合弁会社の出資比率は、豊田織が60%、東洋電 が40%。また、豊田織は東洋電が実施する総額約10億円の第三者割 当増資を引き受け、4.3%出資するほか、東洋電も同等金額の豊田織の 株式を6月30日までに市場買い付けなどで取得する。

大和証券キャピタル・マーケッツ投資戦略部の西村由美次長は、 東洋電と豊田織はそれぞれ鉄道分野、フォークリフトでの電気駆動技 術に強みを持っていることに言及。「相互補完が可能で、両社にとって メリットが見込める」と指摘した。

一方、豊田織株が一時前日比2%安の2836円と軟調な値動きとな っていることについては、シナジー効果が実際にどの程度表れるのか を見極めたいとの市場心理も漂う中、「東洋電と比べて株価の位置が高 いため、買いが入りにくい。利益確定を優先する相場全般の流れに引 きずられている」と、西村氏は話していた。

豊田織株の前日終値(2894円)は昨年来高値(2947円、10年1 月21日)を1.8%下回る水準。一方、東洋電の前日終値(482円)は 昨年来高値(819円、10年1月20日)を41%下回る。

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