イオン:パルコ2位株主に、米ファンドから株取得-都市部強化へ

国内流通グループ2位のイオンは、 ショッピングセンターを経営するパルコに資本参加して2位株主になっ た。パルコの経営資源を活用し首都圏や主要都市での事業を強化する。

22日開示した資料によるとイオンはパルコ株約12%を取得、33% 保有の筆頭株主森トラストに次ぐ株主になった。取得額は非開示。中期 計画で大都市強化を打ち出したイオンは、国内でのパルコとの店舗一体 運営や中国などでの事業展開を検討している。パルコについては転換社 債型新株予約権付社債(CB)を保有する日本政策投資銀行が、すべて 株式に転換すれば18%を保有する株主になる。

イオンの末次賢一氏によると、パルコ株は米投資ファンド1社と市 場から取得した。株式取得や事業展開についてはパルコや森トラスト、 政投銀と協議していなかったとしている。イオンは、株式保有を20%未 満としながら提携効果を高めるため「パルコを持ち分法適用会社とする ことも企画している」として、株式の追加取得の可能性を示唆した。

TIWの西村尚純アナリストは、イオンについて「首都圏がポイン トだったので都市部での提携を考えることはポジティブでパルコにとっ ても悪くない話だと思う」と評価した。イオンはパルコとの関係強化に 向けて関係者との協議を早期に開始する方針だ。

イオンの株式取得を受けてパルコ株は上昇している。午前終値は前 日比24円(2.9%)高の855円と9カ月ぶりの高値を付けている。イオ ン株の午前終値は同12円(1.1%)安の1076円。

取材協力 東京 林純子、桑子かつ代 Editors: Eijiro Ueno, Fukashi Maruta

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