シュタルク理事:ECBは直ちに断固行動-インフレ抑制で必要なら

欧州中央銀行(ECB)のシュ タルク理事は、インフレ抑制で必要ならばECBは利上げするとの認 識を示した。

シュタルク理事は21日夜にフランクフルトでのイベントで、 「必要な場合は直ちに断固たる行動を起こす用意がある」と述べ、 「目的は極めてはっきりしている。インフレ期待上昇の危険を冒さな いため、ECBは必要なら金融政策のスタンスを変更しなければなら ない」と語った。

ユーロ圏のインフレ率はECBが上限とみなす2%を超え1月に は2.4%に加速していることから、当局者からは利上げに向かう姿勢 を示唆する発言が相次いでいる。ECBは3月3日の政策委員会での 政策バイアス変更の布石を打っている可能性があり、最新のインフレ 見通しも同日公表される。

ECBのビニスマギ理事は21日、ユーロ圏17カ国の経済の強 さが増しているため、ECBは過去最低の1%としている政策金利が 依然として適切かどうか見直す必要があるかもしれないと発言した。

シュタルク理事は「ユーロ圏における中期的な物価動向の見通し には上方向へシフトするリスクがある」と述べ、賃金スパイラルとイ ンフレ期待上昇の「兆候があれば直ちに断固たる行動を取ると約束で きる」と語った。

同理事はさらに、インフレ率が2011年を通して2%を超えて 「推移し続ける公算が大きい」と述べ、12年に落ち着いてくると予 想。ECBは根強い物価上昇圧力の警戒信号を「真剣」に受け止めね ばならないと付け加えた。

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