欧州債:ドイツ債が上昇、リビア情勢で質への逃避-スプレッド拡大

欧州債市場ではドイツ国債相場が 上昇。中東の政情不安が高まるとの懸念から、安全資産への資金逃避 が進んだ。

メルケル首相率いる与党・キリスト教民主同盟(CDU)がハン ブルク州議会選挙で敗れたことを背景に、ソブリン債危機回避に向け た協議で同首相が高債務国向けの支援でやや消極的になるとの見方が 広がったことも、相場への押し上げ要因となった。リビアでは治安部 隊と反体制派が交戦。カダフィ大佐の息子、セイフ・アルイスラム・ カダフィ氏は内戦の可能性を警告した。これを受けてストックス欧州 600指数はこの日1.3%下げた。ポルトガルやスペインの国債のドイ ツ国債に対する上乗せ利回りが拡大した。

DZ銀行(フランクフルト)の債券調査部門責任者、トマス・マ イスナー氏は、「北アフリカとアラブ諸国の緊張に伴う安全資産への 資金逃避だ」と語った。

ロンドン時間午後4時28分現在、ドイツ10年債利回りは前週末 比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.19%。前 週末には3.17%まで下げ、1月31日以来の低水準を付けた。同国債 (表面利率2.5%、2021年1月償還)価格はこの日、0.55ポイント 上げ94.26。ドイツ2年債利回りは2bp低下の1.38%。

ドイツ10年債とスペイン10年債のスプレッド(上乗せ利回り) は217bpと、前週末の212bpから拡大。ポルトガル10年債との スプレッドは3bp広げ427bp、ギリシャ10年債については6b p拡大し853bpとなった。

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