スペイン貯蓄銀行、不動産関連リスク資産は1000億ユーロ-中銀

スペイン銀行(中央銀行)は、同 国の貯蓄銀行(カハ)が抱える不動産および商業ビル関連の投融資残高 が総額2170億ユーロ(約25兆円)あり、このうち1000億ユーロが 「問題となる恐れがある」資産に分類されるとの見解を示した。

スペイン中銀のオルドニェス総裁は21日、マドリードで、貯蓄銀 は不動産関連の実現損は全て引き当て処理してきた一方で、「問題とな る恐れがある」資産に関しては38%相当にとどまっていることを明ら かにした。

貯蓄銀が抱える不動産関連リスク資産の概要を金融当局が示すのは 今回が初めて。スペインでは10年にわたる建設ブームの崩壊で、少な くとも100万件の住宅が売れ残り、失業率は20%超に達している。

スペイン中銀はこれまで、2010年6月時点の「問題となる恐れ」 のある資産は、商業銀行と貯蓄銀の合計で1810億ユーロに上るとして いた。

スペイン政府は今月18日、国内銀の新たな自己資本目標を承認し、 各行が基準を満たすための日程などを設定した。スペイン中銀は3月 10日に各行に必要な追加資本を通達する。新規株式公開(IPO)を 計画している銀行は、最長1年かけて資金を調達する。

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