アジア株:下落、中国の追加引き締めで-原油高で石油株は堅調

21日のアジア株式相場は小幅下 落。中東・北アフリカで混乱が広がる中、石油株が上昇したものの、 中国当局による一段のインフレ抑制措置が響き、MSCIアジア太平 洋指数は前週末までの3日続伸から反落した。

世界最大の鉱山会社、英オーストラリア系BHPビリトンは

1.5%安。中国人民銀行(中央銀行)による預金準備率の引き上げ発 表で銅の需要が低下するとの観測から、銅先物が下げたのが響いた。 中国2位の中国建設銀行は香港市場で1%下落。アルジェリアや中東 で海水淡水化プラントを建設しているシンガポールの水処理装置メー カー、ハイフラックスは2.3%安。一方、海洋油田開発で中国最大手 の中国海洋石油(CNOOC)など石油株は原油価格の値上がりを受 けて上昇した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時半現在、前日比

0.1%安の139.70。指数構成銘柄の値上がりと値下がりの割合は約 2対3。業種別指数10業種中、資源関連銘柄が下落率トップ。

AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者、シェー ン・オリバー氏(シドニー在勤)は「エジプトのムバラク政権退陣で 市場が一息ついたのも、つかの間だった。民主主義が確立されていな い他の国々への波及が懸念される中、北アフリカ・中東の混乱が続い ている」と指摘。「世界に深刻なマイナスの影響をもたらすことなく、 事態は落ち着くと予想しているが、緊張が高まるテールリスク(発生 する確率は低いが、発生すると影響の大きいリスク)は十分高く、投 資家は神経質なままだ」と説明した。

日経平均株価の終値は前週末比14円73銭(0.1%)高の1万 857円53銭。

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