中国当局:危機対応措置の準備を銀行に義務付ける可能性-関係者

中国の銀行監督当局は、危機の際 にバランスシートの修復を可能にする措置の準備を銀行に義務付ける 計画だ。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

当局の検討内容は非公開だとして同関係者が匿名を条件に語った ところでは、システム全体にとって重要とみられる銀行に対して、株 式に転換可能な債券の発行などを含む防護策の導入が義務付けられる 可能性がある。また、潜在的リスクの早期発見を促すため、銀行の意 思決定や業務に対する当局の監督権限も拡大される見通し。

中国政府は、約10年間で6500億ドル(約54兆円)余りを費やし て銀行を救済した前回のような危機の再発防止を目指している。2009 年の与信額が96%増加したことを受け、銀行資産の質への懸念が再浮 上。当局がより厳しい資本要件を課すことを促した。

東北証券のアナリスト、唐亜韞氏(上海在勤)は、「当局は、大問 題が生じた際に準備が整っているよう、日々の銀行監督業務に危機意 識を取り込もうとしている」と指摘した。

中国の公式統計によると、同国の主要銀行の不良債権比率は、中 国銀行業監督管理委員会(銀監会)が設立された03年の17.2%から 10年末には1.15%に低下している。

関係者によると、こうした「自助メカニズム」の構築は、銀行が 財務問題を抱えた際に、株主や債券保有者が救済でより大きな責任を 果たすようにする取り組みの一環。

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