NY原油先物時間外:4月限、一時2ドル近く上昇-中東情勢緊迫化で

ニューヨーク原油先物相場は21 日の時間外取引で4営業日続伸。エジプトの政情不安が中東や北アフリ カに波及し、原油の供給途絶に懸念が強まった。

原油相場は一時2.2%上昇した。リビアのカダフィ大佐の息子は、 内戦が起きれば同国の石油資源がリスクにさらされると警告した。ニュ ーヨークを拠点とする人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによると、 同国では治安部隊が反政府デモの参加者らへの攻撃を開始し、200人以 上が死亡した。アフリカ最大の原油埋蔵量を誇るリビアの1月の産油量 は日量160万バレルと、米国の消費量の約8%に相当する。

ナショナル・オーストラリア銀行の鉱物・エネルギー担当エコノミ スト、ベン・ウェストモア氏(メルボルン在勤)は電話で「カダフィ大 佐に対する反政府行動を中心に中東情勢が緊迫化し、原油価格に影響を 与えている。サウジアラビアやイランではないが、これらの紛争で原油 供給が制限されれば、市場のバランスに影響するだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は一時、

1.99ドル高の1バレル=91.70ドルを付けた。シドニー時間午後零時 25分(日本時間午前10時25分)現在、91.56ドルで推移している。 前週末の通常取引は87セント高の89.71ドルで引けた。22日に納会 を迎える3月限は1.10ドル高の87.30ドル。

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