片倉工株がストップ高、医薬品改善で今期大幅増益へ-市場予想上回る

繊維事業や医薬品事業を手掛ける 片倉工業の株価が前週末比150円(19%)高の959円ストップ高(制限 値幅いっぱいの上げ)を付け、2010年4月5日以来、約10カ月半ぶり の高値に回復した。生産性改善や研究開発費の減少などで今期(2011 年12月期)大幅増益の見通しを示したことが好感された。

会社側が18日の取引終了後に示した今期業績予想によると、本業 のもうけを示す連結営業利益は前期比2倍の21億円になる見通しで、 東洋経済新報社「会社四季報」の予想値12億円を75%上回る。研究開 発費の軽減で医薬品事業の採算が上向くことが奏功する。

事業別営業益予想は、繊維事業が1億円(前期は2億5100万円の 赤字)、医薬品事業が前期比2.7倍の16億5000万円、機械関連事業が 1億円の赤字(前期は4400万円の赤字)、不動産事業が同13%減の19 億円など。

前期(10年12月期)の医薬品事業の売上高は前の期比0.2%減の 182億円、営業利益が同75%減の6億400万円だった。経口糖尿病薬 「メデット」などの後発医薬品は順調に推移したが、薬価引き下げの影 響で経皮吸収型治療薬「フランドルテープ」や狭心症治療薬「アイトロ ール」などが苦戦した。研究開発費の増加が利益を圧迫した。

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