ブリヂスト株09年8月来高値、値上げ浸透で今期も増益可能の見方

ブリヂストン株が急騰。原料価格 高が響き、会社側が今期(2011年12月期)減益を見込むなか、製品価 格への転嫁浸透などにより今期も増益が可能と、一部アナリストが指摘 している。株価は前週末比5.9%高の1761円まで上げ、09年8月31日 以来、約1年半ぶりの高値を回復した。

ブリヂストは18日、前期の連結営業利益が前の期に比べ2.2倍の 1665億円だったと発表した。北米でトラック・バス用のタイヤ販売が 伸び、従来予想(1570億円)から6%上振れた。一方、天然ゴムなど 原材料高が2540億円の減益要因になるとみて、今期の連結営業利益は 前期比16%減の1400億円と計画した。

ゴールドマン・サックス証券の諌山裕一郎アナリストは、決算説明 会で、会社側の値上げ姿勢の変化や出荷数量増が同証の従来想定を上回 ることを確認。「大幅に上昇している原料価格を考慮しても、販売面で の環境改善から今後のコンセンサス予想の切り上がりが期待できよう」 (21日付の投資家向けリポート)と指摘する。

会社側の今期業績計画については、「販売面によるプラス効果を過 小に織り込み、コスト面は過大に見積もっている印象が強い」と、諌山 氏。販売面を中心に上振れ余地は大きいと予想し、「今期も増収増益を 達成する」と考える。ゴールドマン証の今期連結営業益予想は前期比

2.1%増の1700億円。

同証では、投資判断を従来の「中立」から「買い」、目標株価を 1900円から2100円に引き上げた。目標株価は12年12月期の同証予想 PBR(株価純資産倍率)で1.2倍に相当する。

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