米ゴールドマン、バークシャーに出資返済の可能性-野村のショアー氏

米ゴールドマン・サックス・グル ープは、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資・保険会社 バークシャー・ハサウェイからの50億ドル(約4160億円)の出資を 返済する公算が大きく、今後2年で発行済み株式の最大10%を買い戻 す可能性もある。野村ホールディングスのアナリスト、グレン・ショア ー氏がそうした見方を示した。

同氏は18日付の顧客向けリポートで、バークシャーからの優先株 買い戻しが実現すれば、ゴールドマンの年間の1株当たり利益は約85 セント増えると予想。発行済み株式が5%減少すれば、1株当たり約1 ドルの増益につながると指摘した。

ゴールドマンは、同社が配当や自社株買い戻しを通じて株主還元 を再開できるかどうかを判断するため米連邦準備制度理事会(FRB) が採用しているストレステスト(健全性審査)の結果待ちの状態だ。

ショアー氏は「ゴールドマンは2011年3月末時点で出資返済が認 められる少数派の米銀の中に含まれるとみており、同社の力強い出発点 を考えれば資本基盤の効果的な管理が可能なことは明らかだと確信する」 と説明。「(控え目な見方かもしれないが、)同社の発行済み株式が向 こう2年間に10%削減される可能性がある。その結果、1株当たり利 益と株主資本利益率(ROE)は押し上げられるだろう」と分析した。

さらに、ゴールドマンは株主還元を再開する前に、新興市場事業 とハイテク面の改善に資金を投じる可能性が高いと付け加えた。

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