【個別銘柄】ブリヂス、中東、ソフバンク、キトー、スミダ、洋ゴム

きょうの日本株市場で、株価変動 材料が出た銘柄の終値は以下の通り。

ブリヂストン(5108):前週末比5.8%高の1760円。北米でトラッ ク・ バス用のタイヤ販売が伸び、2010年12月期の連結営業利益は前 期比2.2倍の1665億円と従来予想(1570億円)から6%上振れた。 原料価格高が響き、11年12月期は16%減の1400億円と予想するが、 決算説明会での値上げへの姿勢などを評価し、ゴールドマン・サック ス証券では投資判断を従来の「中立」から「買い」に上げた。

石油、プラント関連株:国際石油開発帝石(1605)が1.7%高の 59万7000円、昭和シェル石油(5002)が4.4%高の757円など。ニュ ーヨーク原油先物相場が21日の時間外取引で、一時バレル当たり1.99 ドル高の91.70ドルと上昇したことを受けた。政情不安が中東から北 アフリカに拡大、特にアフリカ最大の原油埋蔵を誇るリビアでの反政 府デモは、市況ひっ迫につながるとみられた。一方、中東地域でのプ ラント受注などへの影響が懸念され、日揮(1963)が3.1%安の1880 円、東洋エンジニアリング(6330)の3.6%安の325円など。

ソフトバンク(9984):5.6%高の3420円。みずほ証券の高橋篤朗 アナリストが18日、目標株価を2920円から4230 円に引き上げたほ か、同社が筆頭株主であるオーク・パシフィックが所有する中国最大 のソーシャル・ネットワークサイトのレンレンが新規株式公開(IP O)を計画していることが分かるなど、好材料が重なった。

キトー(6409):9.9%安の9万3600円で、東証1部の下落率1位。 公募による自己株式処分などで、手取概算9億2600万円を調達する。 設備資金やインド社買収にかかわる借入金返済資金の一部などに充当 予定。また、株主分布状況の改善と株式流動性向上のため、自己株処 分と同時に大株主のカーライル・グループが保有する全株式(2万 3227株)の売り出しも行う。当面の株式需給の悪化が懸念された。

スミダコーポレーション(6817):4.7%安の1010円で、東証1部 の下落率2位。スマートフォン(多機能携帯端末)向けの好調で、11 年12月期の連結営業利益は前期比12%増の40億円になる見通しと18 日に発表したが、担当アナリスト2人の同予想値平均(46億5000万 円)を14%下回っており、慎重な会社側計画が嫌気された。

KNT(近畿日本ツーリスト、9726):制限値幅いっぱいのストッ プ高となる50円(42%)高の170 円と、08年12月以来の高値を付け た。同社は18日午後の取引時間中に、11年12月期の連結純利益は前 期比約7倍の22億円になる見込みと発表。経費削減効果などで4期ぶ りに黒字転換した前期に続き、業績は順調に回復していくとの評価が きょうも広がった。東証1部の上昇率トップ。

東洋ゴム工業(5105):6.9%高の231円。同社は午前の取引終了 後、米販売子会社が3月1日から米市販用タイヤ全カテゴリーを対象 に平均8%の値上げを実施する、とウェブサイトで発表した。

片倉工業(3001):150円(19%)高の959円でストップ高。会社 側が18日の取引終了後に示した11年12月期の業績予想によると、本 業のもうけを示す連結営業利益は前期比2倍の21億円になる見通し で、東洋経済新報社「会社四季報」の予想値12億円を75%上回る。 研究開発費の軽減で医薬品事業の採算が上向くことが奏功、採算好転 を評価する買いが膨らんだ。

イオン北海道(7512):8.3%高の340円。11年2月期の営業利益 予想を従来の27億円から前期比73%増の44億円に上方修正。第3四 半期から既存店が前年比増収に転じ、年間売上高が当初計画を確保で きる見込みになったほか、販売管理費の削減も寄与する。

東日カーライフ(8291):25%高の146円。同社は18日、連結子 会社の東京日産自動車販売の事業の一部を日産自動車の連結子会社で ある日産フリートに会社分割で事業継承させると発表した。経営資源 の効率化につながるとみられた。

岡部(5959):5.5%高の438円。コスト削減の徹底で建設関連製 品の採算が改善、自動車関連製品も伸び、10年12月期の連結営業利 益は前期比26%増の38億円となった。11年12月期は前期比11%増 の42億3000万円を計画、業績改善トレンドの継続が見込まれた。

タチエス(7239):1.8%安の1667円。野村証券では18日、「国内 の好調な業績は株価に織り込まれた」などと指摘し、投資判断を「1 (買い)」から「2(中立)」に引き下げた。

クリヤマ(3355):4.2%安の578円。国内の建機顧客向け量産用 機械資材、北米の樹脂ホースの販売が改善し、10年12月期の連結営 業利益は前期比2.4 倍の17億4500万円となったが、円高や需給競争 激化リスクなどを踏まえ、11年12月期は前期比0.3%増の17億5000 万円と微増益にとどまるもよう。

GMOインターネット(9449):9.3%高の531円。連結子会社の クリック証券を株式交換により、3月31日付で完全子会社化すると 18日に発表。今後の経営効率化につながるとみられた。

メック(4971):2.1%安の463円。兵庫県尼崎市で計画していた 新事業場建設の中止に伴い、建設予定地の取得総額と鑑定評価額の差 額、建設仮勘定に計上されている金額が特別損失として計上するため、 11年3月期の連結純利益予想を従来の5億3400万円から1600万円に 97%減額修正した。前期比では98%減益見通し。

河合楽器製作所(7952):2.6%高の201円。ヤマハ(7951)と共 同で、中国でピアノ調律師を育成、現地でのピアノ販売を支援すると 21日付の日本経済新聞朝刊が報じた。今春から調律研修生の受け入れ 人数を2.6倍の130人に拡大するといい、今後の中国事業の拡大を見 込み買いが優勢になった。

スターティア(3393):5.6%安の1923円。同社は18日、設備投 資資金などに充てるため、公募による43万9000株の新株式発行のほ か、自社株処分などで手取概算額11億9260万円を調達すると発表。 当面の株式需給悪化や1株価値の希薄化が懸念された。

協立エアテック(5997):18%高の260円。住宅部門で24時間換 気システムの拡販、主力製品のダンパー・吹出口と新製品の低炭素エ コ素材「ル・エコ」の伸長を見込み、11年12月期の連結営業利益は 前期比89%増の3億800万円を計画した。

キャンドゥ(2698):3%安の7万2100円。フジニュースネット ワークが午後2時すぎ、同社社長が都内自宅マンションで死亡と報じ、 下落基調を強めた。同社は午後2時45分、城戸博司社長が20日に死 去し、退任したと発表した。

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